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東京里山開拓団

Author:東京里山開拓団

【東京里山開拓団】とは…
荒れた里山を開拓して現代都市社会の課題克服のために活用するボランティア活動です(2009年春発足)。

●開拓団の主な活動
毎月1回(日曜):児童養護施設の子どもたちとの里山開拓@八王子、第2水曜夜:準備会議@下北沢
その他、里山の企業研修での活用も推進中。

★★★メンバー募集中!★★★

詳しくは里山開拓団HP



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10月14日、雨のため高尾山ハイキングに変更
9月30日の里山開拓を台風で延期していたので、再調整した10月14日はこの秋初めての里山開拓として気合が入っていたのですが、高尾駅に朝8時に集合した時点では降り止む気配なしの状況でした(早朝には小雨は上がるとの天気予報だったのですが・・・)。児童養護施設のみなさんはすでに車で里山に向かって出発してしまっています。過去50回ほどの里山開拓では雨が降りそうなときは事前に中止にしていたのでこれまでにない状況でした。

リーダーを担当した私の頭にはいくつかの選択肢がぐるぐると回っていました。第一の案は「そのまま続行」。雨が早いうちに止めば予定通り事が進むベストの選択です。ただ里山には全員で雨宿りできる場がないのでもし早く雨が上がらないと大変なことになるかもしれません。第二の案は「他の場所に変更」。里山開拓は断念して午前中の雨をしのいで過ごせるところに急きょ変更する案ですが、早急にスケジュール案を立て参加者の意向をまとめる必要があります。第三の案は「延期、解散」。本日の活動は断念して本日は解散する対応です。やることはなくて楽ですが、せっかく予定を調整してくれた参加者の気持ちに配慮する必要があります。

私が最終的に出した判断は第二の案として高尾山ハイキングに変更することでした。この雨はしばらく止まないだろう、高尾山ハイキングなら移動中に雨がおさまっていくだろう、児童養護施設の車に早めに連絡がとれれば方向を変えて移動できるはず、なにより久しぶりの里山を楽しみに来てくれる子どもたちの期待になんとか答えることができるだろう、と考えてのことです。

8時半頃から会員・見学者は高尾山口駅に移動し、駅前で児童養護施設のみなさんと合流できたのは9時半すぎでした(子ども7人、大人7人)。高尾山ハイキングに変更する方針を伝えると、子どもたちからは「え~、里山がいい~」なんて正直な声が上がりましたが仕方がありません。そのままみんなでケーブルカーに乗り込みます。本格的な紅葉はまだまだですが、少しずつ色づいてきている木々の間をどんどん登っていきます。急こう配は日本一だそうです。

1810-04


そしていよいよ徒歩20分の神社、そしてさらに20分の山頂を目指します。雨はほぼ止みましたが時折ぱらつく不安定な状況が続いています。神社までは広く舗装された参道なのでみんなでおしゃべりしながら進みます。その後の山道は歩く列は伸びてしまいますが、それでも登山客は年間300万人と世界一の高尾山のこと、雨上がりでも足元はしっかりしています。

参道脇のところどころで、本当に大きな木が先日の台風のために倒れたり折れたりしているのを目の当たりにします。中には樹齢百年を超えるような大木もあってその光景は圧倒的です。みんなそれぞれのやり方で受け止めて通り過ぎていきます。

1810-03


ゆっくりと登っていって頂上に着いたのは11時ごろでした。頂上の茶屋に入って昼食です。私は初参加の若い児童養護施設職員の方とお話ししながらそばをいただきました。

その後ようやく雨が上がり頂上から遠くまで山のようにも都心の方にもよい眺望が拡がっていました。午後の企画を何か考えようと思ったのですが、とてもたくさんの人が来ていてみんなで集まることもためらわれるほどです。そこで、写真コンテストをしながら下山することにしました。傑作写真を撮れたらタイトルをつけます。審査員は今回見学参加いただいた元新聞記者の方です。よかったらその場でお菓子をプレゼント!子どもたちははじめは何を撮ろうか迷っていたようですが、そのうちに写真が量産されていきます。中には明らかにお菓子目当ての人もいましたが!

1810-01


途中、願い事を石に書いて境内をぐるっと回ってから奉納する神社がありました。
私は通り過ぎて大きな天狗のお面の写真など撮ったりしていたのですが、子どもたちは何やらやっていて、なかなか先に進んでくれません。

10分ほどしてもまだ来ません。引率者としては先に進んだ人もいるのでもうそろそろ進んでよと思って戻ると、まだ願い事の石のところで何かやっています。

私がある女の子に何を書いたのと尋ねました。
すると「内緒だけどね」と少し恥じらいながらでも明るい笑顔で、石をこっそりと見せてくれたのです。
そこには、女の子なら誰もがいつか夢見る、とても大切な願い事が書かれていました。
(内緒の約束をしているので詳しく書けません。ご想像にお任せします)

私はふと、この女の子が里山にはじめてきたときの表情、こころをあまり開かず、冷たく無表情な表情だったのを思い出しました。初対面の知らない大人なので当然といえば当然ですが、他の子ども以上にそれは感じていました。実はその後、施設職員の方からはこの子は特に新たな暖かい経験で心を埋めていってあげる必要があるんです、と伺いました。

それから2年ほど経ち今は内緒のことを明るく打ち明けてくれるまでになったのです。先を急いでいる場合ではありませんでした。

いつかこの大切な願いが叶いますよう!!これまでいろんなことがあったかもしれないけれど、これからはたくさんの楽しい思い出に包まれた人生を過ごしてほしいなと思います。

1810-02


やがて、ケーブルカーに乗って下山して解散となりました。

今回は特にたくさんの反省がありましたが、何より7月以来久しぶりに子どもたちと会って一緒に楽しい時間を過ごすことができて本当によかったです。自然が相手の活動ですので想定通り進められなくなったときにどう判断したらよいか、今後に向けて会員や施設側とぜひ話し合っていきたいと考えています。

また、私としては里山開拓と普通のハイキングやキャンプの違いを改めて考えることができました。ハイキングやキャンプでは一時的な自然とのつながりはあるものの、自然への働きかけはかなり制限されていて自分たちの空間・時間という意識はあまり得られません。一方、里山開拓では継続して能動的に働きかけることで自分たちの場所と時間、そして自分たちだけの経験を作り出すことができます。朝あるこどものいった「里山がいい~」という声は多分、そんな里山の魅力を子どもはすでに感じているからこその言葉だったのかなと思いました。
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未分類 | 18:40:46

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