2019-01-24 Thu

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2019年1月21日に大正大学・隅谷先生のコミュニティ心理学の授業(学生75名)にて「里山のチカラで心を開く~東京里山開拓団の試み」と題した講演を行いました。1時間で心理学を学ぶ学生75名に何を伝えようか、考えてもらおうか、実はかなり迷うところがありました。私たちの活動は心理、環境、福祉、哲学、ボランティア、趣味などかなり多様な側面から語ることができるからです。
今回は、東京里山開拓団の活動概要や目指すところに加えて、参加者の反応、子どもたちとの実際のやり取りを伝えることで「なぜ里山ではすぐ子どもたちが心を開くのか」についてみんなに考えてもらうことにしました。
これについては、私の仮説もお話しして、本当は大人の方こそ謙虚になって子どもに対して心を開くことが大切で、そのためには里山という場所で普段の役割から離れて一緒になって取り組むことがとてもいい結果に結びついているのではということも話しました。
この考え方は実は、東京里山開拓団を設立前から応援いただいた絵本作家の故かこさとしさんに学んだものです。講演の最後にはかこさとしさんのお言葉を引用して、かこさとしさんのまねをしてここまでやってきたこと、学生の皆さんにもぜひこうありたいと思う人のやり方や考え方の「まね」をするところから一歩を踏み出してほしい旨をお伝えしました。
終了後にいただいたアンケートからは私たちの活動を題材として心理学を学んでいる立場から人との向き合い方についていろいろと考えてくれたことが伝わってきました。私にとってもこの活動を心理面から改めて考えてみるとてもいい機会になりましたので、また機会があればぜひ協力していきたいと考えています。
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